アールレンチの性能が、十分発揮されていなかった可能性があります。アールレンチは、インパクトレンチなどの回転工具とは異なり、ただかまえてスロットルを開いてもトルクは伝わりません。メガネレンチを使用する時のように、ゆるめ方向に手動トルクを掛ける必要があります。

また、出力トルクは、使用環境によって大きく変わってきます。エアーホースが細かったり、エアーホースが長かったりすると、出力トルクは低下します。例えば、長いホースリールを使用して接続すると、出力トルクが半分になってしまう場合もあります。エアー圧が低い場合も、同様に出力トルク低下の原因になります。

さらに、トヨタ/2JZなど最近のエンジンは、大きな座金の付いたフランジボルトが使用されています。この手のボルトは、固着して非常にゆるめにくくなっていることが多く、当たり前のことですが潤滑浸透材をスプレーしてやることが重要です。

その他、プーリーの供回り防止方法、ソケットレンチの接続方法など、色々な要因が考えられます。取扱説明書を再度ご確認頂き、使用環境をお知らせください。なお保証期間内であれば、出力・トルク検査は無料でいたしております。

AR-500:アールレンチを購入して、早速使ったが、クランクプーリーボルトが緩まなかった。なぜ? ちなみにエンジンは、2JZです。

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